恐ろしい言葉を掛けられ、半ば強制的にホシウミ湖へと向かわされた2人は、
言葉もなく美しい星空を眺めている。
チラリとハーレムを見ると、手持ち無沙汰なように空を見上げている。

「あれ……隊長タバコ吸わないんスか?」
「ん?いや……ムードブチ壊しじゃねェの?こんだけ綺麗な星空なのによ。
 お前もあんま好きじゃねえだろ、タバコ」

一応気を使ってくれているらしい相手に嬉しくなって微笑む。

「いいですよ、タバコ吸っても。
 ……吸ってる姿…カッコイイですから」
「………主賓のお許しが出たし、遠慮なく」

そう言って懐からジッポライターを出してくる。
ライターの僅かな明かりに照らされた精悍な顔を、
横からこっそりと眺める。

「やっぱり好きだなぁ……」
「あ?」

ボソリと呟いたリキッドの声は、
吸うのに夢中だったハーレムには届かなかったようで。
ほんのりと染まった頬が見えない夜で良かった、と心の中で呟く。






「俺……皆に祝っておいてもらって何ですけど…
 歳取らないんスよね」

沈黙に耐え切れなくなったかのように、
ポツリとリキッドが言葉を洩らす。

「隊長と……年齢差がひらくばっかッスね……」

寂しそうに呟くリキッドをチラリと横目で見ながら、
くわえていた煙草を歯で上下に揺らす。

「別にいんじゃねェの?もともと年齢差スゲエあんだし、
 俺が先に死ぬのは目に見えてんじゃねえか。
 ………まあ歳取って働けなくなったら
 お前に面倒見てもらうつもりだからなァ」
「決定事項ッスか………」

ケロリと言うハーレムの言葉に、ガックリと項垂れつつも
どこか嬉しそうにしているリキッドの頭をガシガシと
乱暴に撫でてやりながら、燃え尽きたタバコを捨てる。

「だからよォ、ここ出てっても俺は帰って来るぜ。
 ガンマ団には高松の野郎もいれば、キンタローもいるしよ、
 どこへ行っても俺はお前をみつけ出すぜ」

星明かりにうっすらと照らされた金の獅子が
剛胆な笑みを浮かべたと思ったら、ゆっくりと顔が近付いてくる。

「たいちょ……――」

煙草の苦い味のする唇が、リキッドの唇をゆっくりと吸い上げる。

「それまでお前はしっかり花嫁修行やっとけよ?
 ……まあ今もう既に俺の嫁さんだけどな」
「………はい」



鼻先が触れるか触れないかの位置で、密やかな約束を交わす。
満天の星の海が、まるで2人を祝福するようにキラキラと輝く。


今日はそんな、忘れられない、大切な日








おわり














































































おまけ。


「―さて、こんなおあつらえ向きのシチュエーションで
 これで終わりっつーのも寂しいよなァ…………なァ??」
「え……せっかくイイカンジで終わったのにムシ返すの?(汗)」
「は〜いサッサと脱ごうねリッちゃ〜〜〜んvv」
「ってか俺の誕生日でしょ!?アンタ喜ばしてどうすんですか!?」
「心配すんな、俺からのプレゼントって事で優しくしてやっから」
「………隊長を、くれる…って事スか」






「………………スゲエ口説き文句」
「………っちがっ!!/////」

「それでも構わねェけどな、俺は」

「……………たい、」
「さ〜て、天国見せてやるぜ……リキッド」


































リキッドの誕生日のお祝いに小説を書いてみました。
おめでとうリキッド!!
君が生まれて来てくれて本当に嬉しいです。
永遠の20歳だけど、君なら強く生きていけるでしょう!!
そして隊長とお幸せに!!(笑)

小説…ハレリキっていうかリキ受みたいな感じになってますね……(汗)
前半はリキ受、後半はハレリキって事で。
隊長に祝われるだけでなく、皆にも祝って欲しかったので。
皆に愛されるリキッドが大好きなのです〜vv パプワくんの描写が難しかったです……
ロタローを嬉々として書いてるのはわかって頂けるとは思いますが(笑)
ちみっこ達大好きなので。

原作では今現在離ればなれですが、必ず会える事を信じて。


/ 前頁